お知らせ

<2016/04/25>

【災害対策本部】現地情報(7)〜2016年熊本県熊本地方を震源とする地震〜

 本日午後に熊本県支部災害対策委員から寄せられた情報(概要)をご報告させていただきます。


<熊本県支部災害対策委員より>

4月25日 12:19

○ 熊本県からの支援依頼等は、関係団体との調整まで手が回っていない状況で、熊本県から検討の上改めて連絡いただくことになっている。
○ 熊本県精神保健福祉士協会の支援活動として、被害の大きい医療機関等に対して、被害の少ない地域の会員等による物資の搬入を行っている。

[益城病院(上益城郡益城町)]

○ 前回報告させていただいた益城病院に次の物資を搬入した。

<搬入物資>
ハイター(1.5L×3)、ハンドペーパー(200枚×10)、トイレクイックル(12個)及び詰替(8個)、手指消毒ジェル(中)(6個)、手指消毒ジェル(小)(2個)、入れ歯洗浄剤(120錠×12個)、歯ブラシ(10本)、綿棒(2ケース)、トイレットペーパー(12ロール×44箱、60ロール×4箱)、レトルトビーフカレー(24袋)、バスタオル(32枚)、大型ポリタンク(500L容量)(1個)、生活用水(300L)、飲料水(500ml×24本×2セット)、体拭き(ウェットシート)(4袋)、紙コップ(50個×2袋)、除菌シート(10袋)、ふきん類(12枚)、ラップ類、生活用品各種

○ 閉鎖した病棟の職員が関連施設に割り振られ、「感染症対策班」等が設けられている。
○ 職員も少しずつ交代で休日が取れるようになってきた。
○ 水道の復旧により利用者の風呂・洗濯も曜日毎に男女交代で利用できるようになってきている。
○ ボランティアが来られており、各地でボランティアが多数動きはじめている印象がある。

[希望ヶ丘病院(上益城郡御船町)]

○ 益城病院と同様に被害の大きかった希望ヶ丘病院では、前震後すぐに入院患者の高校体育館への避難後、他の精神科病院への転院が行われた。その後外来を薬の処方を中心に再開したが、断水が続いており、生活用水や外来や訪問時の服薬用飲料水、また衛生品が不足していたので、次の物資を搬入した。

<搬入物資>
ミネラルウォーター(2L×39本)、ポリタンク水(23L×6)、生活用水(200L)、飲料水(500ml×24本×8)、手指消毒スプレー(4本)及び詰替(4本)、水いらない泡消毒液(5本)、ペーパータオル(200枚×9個)、トイレクイックル(4個)及び詰替(4個)、マスク(12箱)、体拭き(ウェットシート)(12袋)、紙コップ(50個×2袋)

○ 病棟にはブルーシートが各所にかぶせられ、外に窓ガラスのサッシやガラスの破片が散乱していた。また、建物にも多数ヒビ割れがみられ、柱の芯まで届いてているのか否かわからず、今週の建物検査で建物として残せるかどうかわかる予定。16日の本震での被害が大きかったようで、様々な方の協力でそれ以前に避難、転院が進んだことで怪我人を出さずに済んだとのこと。
○ スタッフも夜は眠れているとのことではあるが、車中泊で出勤されている方も多く、疲労感が目に見えて感じられた。

[避難所他]

○不安定になられる精神障害者や発達障害者、高齢者の介助、仮設トイレの衛生面等の課題が出てきている。
○熊本市へは日本相談支援専門員協会から入れられ、熊本市の相談支援事業所とこれから応援にくる全国の相談支援専門員が2人1組で、当事者宅を訪問し安否確認とニーズ把握に取り組む予定との情報も入ってきている。

(文責:事務局)


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