機関誌「精神保健福祉」

通巻132号 Vol.54 No.1(2023年1月25日発行)


目次

第57回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会・第21回日本精神保健福祉士学会学術集会報告集

[巻頭言]
第57回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会/第21回日本精神保健福祉士学会学術集会
感謝の気持ちを込めて、群馬より
/林  次郎

[特別講演]
精神保健医療福祉施策の動向/林 修一郎

[基調講演]
七転び八起き〜精神保健福祉士としての歩みに自分らしさを重ねて〜/
田村 綾子

[記念企画]
メッセージ、今、ぐんまから〜群馬に於ける精神保健医療福祉の歩み〜/
佐藤 浩司・中田  駿・米山恵美子・林  次郎・中嶋 淑子

[日本ソーシャルワーカー連盟(JFSW)加盟4団体共同企画]
地域共生社会の実現に向けて〜精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築にソーシャルワーカーが果たすべき役割〜/
中田 雅章・岡村 紀宏・松永千惠子・田村 綾子・木太 直人

[分科会T]
A 子ども・若者支援
B 専門職養成・現任者教育
C 精神科救急・地域移行
D 地域での取組み
E 調査研究と実践
分科会Tの全体講評とまとめ

[分科会U]
A 職能団体の取組み・連携活動
B 新たなアプローチの模索
C 多文化・多様性・孤立支援
D 調査研究で明らかにする
E 実践に学ぶ
分科会Uの全体講評とまとめ

ポスターセッション

[市民公開講座]
七っ転び、八起き〜見かけより大きめな夢を抱け〜/
奥野 敦士・香川  誠・原島久美子

[プレ企画]
1 千里の道も一歩から〜悩み多き新人の皆さんに送るエール〜
2 北関東の起業型精神保健福祉士の独立と社会変革〜茨城・群馬・栃木共同企画〜
3 罪を犯した人・他職種の潜在的ニーズとMHSWへの期待〜フォレンジック・ソーシャルワークにおける群馬システム〜
4 東日本大震災から私たちが学んだもの
5 コロナ禍が精神保健医療福祉の現場にもたらしたもの〜マイナスをプラスに転換していくための模索〜
6 精神保健福祉現場におけるリフレクティング・プロセスの進め方〜熊本における5年間の実践から見えること〜


巻頭言

第57回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会/第21回日本精神保健福祉士学会学術集会
感謝の気持ちを込めて、群馬より

第57回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会
第21回日本精神保健福祉士学会学術集会 全国大会・学術集会長 林  次郎

 2022年9月2〜3日の2日間にわたり、「第57回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会・第21回日本精神保健福祉士学会学術集会」、テーマ「七っ転び、八起き〜自分らしさを発揮できる社会を目指して〜」を開催させていただきました。

 群馬県で初めて開催することとなった本大会は、北海道大会終了後、「ぐんまで会いましょう」を合言葉に準備をしてまいりました。コロナ禍のあおりを受け、まさに七転び八起きの連続でしたが、3年ぶりに会場へお集まりいただくための準備を整えることができました。

 おかげさまで会場とオンラインを合わせて800名を超える皆様にご参加いただき、古い仲間との再会や新しい仲間との出会いを通し、未来の精神保健福祉士のあり方やアイデンティティの共有を図っていただけたことと思います。また、ハイブリッド開催としたことでオンラインによる視聴も可能となり、ご来場いただけなかった方にもソーシャルワークの研鑽の場として本大会の果たす役割は大きかったのではないかと思います。

 現在、地域社会にはメンタルヘルスに直結する課題が山積しております。厳しい社会情勢においても精神障害者の社会的復権や地域共生社会の実現に向かい粘り強く取り組む姿勢、そして前向きに生きるスタンスをもち続けたいという群馬からのメッセージに即した学術講演会になったのではないかと思います。本大会運営を通して得た学びを今後の支部活動に活かし、群馬県の精神保健福祉に貢献できるよう努めてまいります。そして、北海道の仲間から受け継いだバトンは、愛媛の仲間に引き継がれました。1年後に再び皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。

 最後に重ねてではありますが、本大会の開催に際し、多くの皆様方にご支援とご協力いただきましたことに心から感謝申し上げます。構成員の皆様がより一層ご活躍されますことを心からご祈念申し上げまして群馬県支部からのご挨拶とさせていただきます。


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