機関誌「精神保健福祉」

通巻83号 Vol.41 No.3(2010年9月25日発行)


目次

巻頭言  今、われわれ精神保健福祉士に求められるもの〜美ら島発 !! 広げようゆい(結)まーる〜/真栄平 勉

特 集 第46回社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会/第9回日本精神保健福祉学会

〔基調講演〕
今も !!われわれ精神保健福祉士に求められるもの/門屋 充郎

〔特別公演〕
精神保健医療福祉の動向と精神保健福祉士養成課程における教育内容等の見直しについて/吉川 隆博

〔分科会〕
(1) スクールソーシャルワークの現場から
(2) 未来の仲間を育てる
(3) 立ち上がる当事者〜セルフヘルプグループ〜
(4) チームと精神保健福祉士のアイデンティティ
(5) 資源を拓き学ぶ
(6) 施設機能と明日の支援
(7) 調査から見えてくるもの
(8) 地域で生きることとは
(9) ポスターセッション1
(10) ACT実践から学ぶ
(11) 守られてますか? あなたの権利
(12) チームアプローチ
(13) 関係性の中で
(14) 地域っていいよね〜自分らしく生きるには〜
(15) メンタルヘルスとソーシャルサポート
(16) 求められる在宅支援〜サービスの上手な使い方〜
(17) 人が動くと書いて〜働く〜
(18) ポスターセッション2

[記念公演]
夢をあきらめない/島袋 勉

投稿規定


巻頭言

今、われわれ精神保健福祉士に求められるもの〜美ら島発 !! 広げようゆい(結)まーる〜

第46回社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会/第9回日本精神保健福祉学会大会・学会長 真栄平 勉

 第46回社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会ならびに第9回日本精神保健福祉学会に全国から多くの皆さまにご参加いただき、無事終了できましたことに深く感謝申し上げます。大会が終わって2カ月しか過ぎていませんが、慌ただしくも充実していた日々が遠い昔日のようにも感じられて、安堵感と寂寥感が交錯する不思議な気持ちに包まれています。

 沖縄県協会では、1988(昭和63)年に開催された第24回大会では40人弱の会員で取り組みました。あれから22年後の今大会は会員が約7倍に増え、280人超の会員を擁するまでになりました。当時と比べると隔世の感があります。

 しかしながら、お引き受けしたときには大所帯になった県支部・協会をまとめることができるのか一抹の不安がありました。2008(平成20)年7月の第1回準備委員会は7人でスタートしました。以後、準備委員会を重ねる度に参加者が増えていきました。

 フラットな雰囲気のなかで、ベテランと中堅者、そして若手の力がうまく機能するようになり成功に向けての気運が次第に盛り上がってきました。組織体制として財務委員会、実務関係委員会、会場運営委員会に分けましたが、各委員会において若手、中堅の会員がリードするようになり、大会までのプロセスは人財発掘のプロセスでもありました。

 沖縄大会は皆さまの協力を得て、インターネットでの申し込み、市民・当事者参加型の自主企画、新技術による聴覚障がい者への情報保障など、これまでになかった方法を取り入れ盛会に治めることができたかと思います。

 一方、査読委員会のもち方、総会運営など今後にいくつかの課題を残したと思いますので、沖縄県支部の立場から総括を取りまとめて、次回以降に役立てていきたいと考えています。

 今、大会を受諾して心から良かったと思っています。地元会員は自信を深めて大きく成長しました。会員間に一体感が生まれ、このうねりが新たな実践につながっていくと確信しています。共に歩んでくれた地元会員に深く感謝しています。また、未熟で至らぬところの多い県支部に対して親切にご指導いただいた坪松事務局長と事務局の方々、そして静岡県支部の澤野さんにはお世話になりました。本当にありがとうございました。

 来年は全国の仲間たちと癒しの地、和歌山県でお会いできることを楽しみにしています。

第46回全国大会・第9回学会WEBコーナー


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