第63回基幹研修3
2025年12月20日(土)、オンラインにより標記研修を開催しました。ここでは、修了者からの報告記事を掲載します。
「基幹研修V」を受講しての振り返り
医療法人五風会 さっぽろ香雪病院(北海道)/経験年数16年 瀬戸口 祐貴
2025年12月20日、オンラインにて基幹研修Vを受講しました。講義の事前視聴と、当日のグループワーク演習、という構成でした。
基幹研修3は、精神保健福祉士としての原点やこれまでの実践を振り返り、自身の専門性を改めて見つめ直す貴重な機会となりました。日々の業務では、所属組織の役割や日々の業務(支援)に意識が集中しがちですが、本研修を通して、精神保健福祉士は組織に属しながらも、国家資格を有する専門職として、地域や社会全体に対して責任を担う存在であることを再認識しました。
精神保健福祉制度・政策論や実践論では、制度や支援の枠組みを前提として実践するだけでなく、現場で生じる課題を言語化し、社会へと還元していく視点の重要性が示されたのではないかと感じています。また、精神保健福祉士自身が地域資源や関係機関と主体的につながることが、結果としてクライエントのソーシャルワークへとつながる点については、今後の実践においても意識していきたい視点です。
グループワークを通じた学びにおいては、年齢や経験年数、所属機関や領域の異なる精神保健福祉士が一つの事例をもとに意見交換を行い、ピアスーパービジョンを体験することで、自身の支援を多角的に振り返ることができました。異なる立場や役割からの意見に触れるなかで、支援の方法や視点には違いがある一方、クライエントの尊厳を守り、生活を支えるという精神保健福祉士としての共通した価値観や「支援の軸」があることを再確認できたと感じています。
また、組織や領域を超えて語り合うことで、精神保健福祉士としてのつながりが生まれ、安心感や連帯感を得ることができました。他者の実践や体験を共有する過程で、自身の支援を相対化し、視野の広がりを実感するとともに、専門職として成長するためには、こうした横のつながりが重要であることを改めて認識しました。
本研修は、日頃の業務(支援)を点検し、精神保健福祉士の専門性やソーシャルな視点について言語化する機会となりました。今回の学びを今後の実践に活かし、所属機関への貢献にとどまらず、地域や社会に対して役割を果たせる精神保健福祉士であり続けたいと改めて考えるようになりました。
年末のお忙しいなか、本研修を開催・運営していただきありがとうございました。
※ご報告いただいた方のご所属名と経験年数は、研修受講時の情報で掲載しています。